と き 2008年3月8日
ところ 青森市本町・養老乃瀧
―― 出 席 ――
細井幸兵衛 岩淵 功 中村 林蔵
笹森 耕二 五十嵐正俊 五十嵐 豊
棟方 啓爾 徳差 幸広 小山内 孝
山道 忠郎 石郷岡總一郎 加賀谷康人
萩野 裕二 (司会)
◆ 新幹線駅前広場に
"北海道の木・トドマツ"植栽計画!
司 会 「青森の自然環境を考える会」では私たちを取り巻く環境がいつまでも望ましい姿で
あって欲しい、できれば今よりもよくなって欲しいとさまざまな活動をしています。さきほど、
座談会の本番に入る前にその辺から、「青森は自然が豊かだ、これは大きな財産だ、と言ってい
る人が多いが、とんでもないつぎつぎと壊されてきている、それに彼らは気づいていないだけ」
と話しているのが聞こえてきました。まったくその通りだと思います。とにかく自然環境という
ものの本質をわきまえないで、生き物というか生態系をモノを扱うように勝手に金を使って改悪
しているのが多い。
きょうの座談会はいくつかのテーマを選んで、とくにそれは行政のやりかたに問題があると思
うのですが、それを正してもらうためにも大いに語り合いたいと思います。座談会への出席を呼
びかけたところ、このように13人の参加がありました。「考える会」の会員だけでなく、それ
ぞれの面で専門的な知識をお持ちのかたがたも参加されております。
まずはじめに、2010年度に青森市まで新幹線がやって来ますが、その駅前広場の整備計画
が進められています。ここにシンボル・ツリーを植えようという計画が進んでいます。その木は
何かというと、どうもトドマツという北海道を代表するものになるらしい。この辺の報道はあま
り詳しくされていないので県民の間で関心が今ひとつです。ただ、「東奥日報」の明鏡欄には北
海道の木というかシンボルを何で青森に植えるのと言った投稿が色々とあり、議論されています。
「考える会」の事務局長の棟方さん、その辺の経過から話してください。
棟 方 私、気が付くのが遅かったんです。もうとんでもない話になっていました。それで
「考える会」に問題提起をしたら、やっぱりとんでもない、と。まず、何で北海道の木が青森の
シンボルにならなければならないのか。
たまたま気づいたのが暮れで、明けて親戚会でみんなが集まった時も話題になり、とんでもな
いことだと言うのが一致した意見でした。それから私、市の行政評価委員をやっているものだか
ら市のほうに申し入れて新幹線対策課の担当課長に説明を聞きに行きました。それから何度か担
当者に会って話し合いをしてきました。1回目が12月20日、2回目が2月14日。そして今
日(3月8日)、この座談会の前に7人で説明を受けてきたんです。
「新青森駅舎デザイン委員会」というのがあって、今まで4回、開催していますがこれがその
ときの報道発表資料です、回覧しますから見てください。今日は加賀谷さんも参加して、市当局
との話し合いでもとくに発言をして貰いました。東京からわざわざ来ていただいて、本来であれ
ば旅費を支給しなければならないんですが勘弁していただきました。(笑い)
また今日は、私からも頼み込んでエキスパートのかたが多数出席しているので、大いに話を出
してください。
新幹線駅前広場の植栽計画。ここにシンボル・ツリーが植えられる。
(新青森駅舎デザイン委員会の報道発表資料から)
◆ シンボル・ツリーとは何か!
4っつを考えて見た
司 会 加賀谷さんには普段はメールなどでやりとりしていますが、なかなか顔を合わせたこの
ような機会がありません。まず、トップをつとめてください。
加賀谷 もう、私からですか、それでは指名ですから。私は棟方さんの後輩で、高校の生物部
で昆虫採集などをやっていました。ところが工学部に進んで今では建築事務所をやっています。
ときには自然とは逆の立場になることもありますが、つきつめていくとすべてが環境ということ
になります。最近はボランティアで環境庁所管 新宿御苑のパークガイドをしています。都心で
58ha?の大きな都市公園、ここはタヌキやハクビシンも生息しています。先日、タヌキの足跡を
見つけました。100年を経過し、高さ30M位の樹がたくさん生えているところです。東京が活動拠
点ですが公園や樹木などをよく見て歩くのが楽しいですね。
今回のシンボル・ツリー問題ですが、駅前広場の一画の木が焦点になっています。公園とか広
場というのは建築そのものではありませんが、駅舎を始め周辺の環境にも関係してきますから、
関心事です。しかし、平成15年の時点でこの駅前整備計画のコンセプトは提言書として示されて
おり、それが現時点でどのように具体化されているのかという視点でこのトドマツを見たとき、
こりゃ何か変だぞと思いました。一般に建築に携わる人間は木材の知識はそこそこありますが、
樹木については何種類か庭木を知っている程度。私はそこが逆転しているからなのかも知れませ
んが、たかがシンボルツリーながらデザイン委員会も含めこの決定に到った経緯や今後の成行き
に注目してみたいと思いました。
まずそのシンボル・ツリーとは何か? と疑問を持ちました。これをどのように定義したら良
いのか。ネットで検索しても、「我が家のシンボル・ツリー」とかそういったものがザッと出て
くるだけでした。英語ではLand Mark Treeばかりがヒットしてくる。それでシンボル・ツリーと
いうのはひょっとしたら和製英語ではないか、という気がしました。そして行政もそれを概念的
に把握していたものかどうか、これは判らずじまいでしたが・・・、それなら自分で考えてみよ
うと思ったのです。恐らく4っつの要素があるのではないでしょうか。「シンボル・ツリー問題
整理」というレジメを用意しましたのでご覧ください。要約して説明しますと、
1つは〈A〉歓迎樹ですね。ウェルカム・ツリー、おもてなしの木とでもいいましょうか。
2として〈B〉記念樹、メモリアル・ツリーですね、何を記念するかというと事業が完成した事
とか、具体的にはさまざま考えられますが。
3は、〈C〉景観樹。ランド・マーク・ツリーとでも言いましょうか、景観とか造形的なもの
かも知れない。デザイン委員会の人が主に話し合っていたのはこれでしょうか。
4は、〈D〉地域象徴樹のようなもので、これが恐らくシンボリック・ツリーの必要条件で、
「考える会」や皆さんがトドマツよりはヒバのほうがいいよと、これを問題にしているのではな
いかと思います。
恐らく市のほうでは、こういう整理をするとか概念を持とうとしなかったのではないでしょう
か。私もさっき、市当局に「シンボルツリーとは何だと思いますか?」と質問しましたが明解な
答えがなかった。恐らくデザイン委員会では歓迎樹的なものとか景観樹的なもの、それについて
は大分、考えたふしがありますが、地域象徴樹的な要素についてはあまり踏み込んでいなかった
のでは、と思うんです。
棟 方 私は、今の視点が一番最初になければならないこと。今日の座談会では、これをハッキ
リ踏まえて考え方を出して欲しい。
今日、新幹線対策課課長と話して分かったのが、デザイン委員会は、シンボル・ツリーという
ものについて深く考えていない、ただ漠然と当局が出した樹種を比較して何回もデザイン委員会
を開いてやってきたのではないか。歓迎樹なら歓迎樹とすれがよい、景観樹なら景観樹とすれば、
私たちはそれで納得するんだ。この辺をあいまいにしているから、私たちは郷土の樹種というも
のをまず考える。ところが出発点でデザイン委員会にはそれがなかった。そのほころびをどう縫
い合わせていくのか。いずれにしても、トドマツじゃどう見ても納得できません。
岩 淵 その周辺に昔から大きなトドマツがあって、それをシンボルにしよう、というのであれ
ば一応は分かりますがね。
それから強いて言えば、この話をすれば今日のテーマからはずれてしまいますが、木を植える
ということは50年、100年と先を見ながら植えるものですよ。天皇(昭和)陛下を見なさい
よ、決して大きい木は植えません、小さい木を植えるんです。そこにはその時の記念樹の標識を
建てて何時、何ためにと説明しています。皇后陛下にいたってはタネを蒔いているんです。それ
がどこの木か分からないものをかき集めてきて植えるというのはおかしい。新幹線が来たからと
いってそのとき、そこに木がなくても良いのではないですか。極論を言えば記念樹とはそういう
ものです。
加賀谷 すぐに景観樹として効果を期待したいというのは、せっかちな今日のことですから理
解できなくもないけど、いきなり大きな木を植えるという行為では、岩淵さんが指摘される木を
育てるという意味や、歴史性と言ったものが消えてしまう。それに薄々気がついているからシン
ボルツリーといった意味ありげな表現をするんじゃないでしょうか。しかし、何の由来も無く、
この木は何の木?と言って、土地との関係もはっきりしないような木では、意味のある場所の木
としては面白くない。
常日頃、私はデザインとはモノに意味を組み込んだり、価値が生ずる道筋を考えることだと思っ
ています。ですから私は今回のトドマツの決定には委員会の役割放棄に近い印象を受けています。
司 会 役割放棄ですか、これデザイン委員会の方が聞けば、一言もふた言もありそうですね。
出来れば尋ねて見たいものですね。
加賀谷 そうそう、阪神淡路大震災の五年後、天皇陛下が歌会始で詠まれた歌を思い出しまし
た。こんな歌です。〔園児らと泰山木を植えにけり 地なゆりし島の春深みつつ〕
淡路島での植樹祭の感慨を詠んだものだそうで、世紀の変わり目ということもあって、植えられ
た泰山木は復興の強烈なメッセージを発する木となった訳です。記念樹にはこんな可能性もある
んじゃないでしょうか。もちろん、良く作用すればです。
◆ "青森県の木"はヒバ
・・・・皇居東御苑の47都道府県の木のコーナー
笹 森 先ほどのシンボリック・プレフェクチュラル・ツリーですが、そこには青森県のものも
あるんですか。
皇居東御苑の47都道府県の木のコーナー。
シンボリック・プレフェクチュラル・ツリーの標識があり、青森県の木・ヒバがよく生長している
加賀谷 あるんです。青森県のものだけでなくて47都道府県のものが全て植えられています。
そして、これがどういう木であるのか標識がついている。スギとかトドマツとか、ヒバについて
は青森県の・・・・などと。その全体の説明としてシンボリック・プレフェクチュラル・ツリーと書
かれた配置図があるんです。色々あって面白いですね。日本という国は、自然も、人の木々に対
する感性もいかに多様であるかわかります。
司 会 当局やデザイン委員会の方々もこういうのを見て青森を象徴する木を考えてくれれば
よかったのではないでしょうか。・・・・・・
加賀谷 そうだと思います。何時でもご案内、いや解説もさせていただきます。
棟 方 都道府県の記念樹としての木のコーナーなんです。私も上京したときよくそこに行く
んですが、加賀谷さんからも前に写真を送って貰いましたね。3本あるんですが1本はちょっ
と、あとは下枝がよく張ってあの都心でずいぶんよく育っています。
加賀谷 下枝がよく張っているというか、良く言えば個性のある木が一本ありますね。
でも愛らしいものですよ。
笹 森 それを植えるときに青森県のどっかに問い合わせをしたんでしょうか。
棟 方 それは、最初から青森県の木はヒバなんだから誰にも聞く必要はない。誰が言おうと
皇居の東御苑に青森県の木として植えて立派に育っているんだ。
笹 森 全国的に認められているということですね。
棟 方 私は市の担当課長と2回目に会ったときに、東御苑にヒバが植えられていて青森県の
木として立派に育っていますよ、あなたがたはそれが分かっているんですか、佐々木市長に聞
いて見るよ、といいました。そういう立派に生長している事実があるのに、トドマツというの
はあまりにもお粗末ではないか、と。すると全然、彼らは分かっていないわけ。それで不思議
なことに、ヒバは候補にも入っておらず委員会で討議した形跡もないんです。
司 会 アオモリトドマツというのは、いや間違い、トドマツですね、それはどのようないき
さつから出てきたんですか。
棟 方 トドマツは雪国をイメージする木だというんですよ。そしてアオモリトドマツに較べ
てメンテナンスが容易であるとも。大きく言うとこの2つ。
小山内 今日、私もしゃべってきましたが(市当局との話し合いで)、青森への新幹線とい
うのは間もなく途中の経過駅になるわけ。雪国、北国といっても間もなくもっと北の北海道の
函館なり、さらには札幌になるわけだ。そういうことでトドマツがシンボルなんて、むしろそ
っちの木を選ぼうとしているのではないか、と。(笑い)
要するにシンボルとしても、これが青森のシンボルとはちょっと意味が違うし、また近くに
ある三内丸山遺跡を考えてそのイメージでもない。それは別のものになるんですよ。もちろん
委員会は三内丸山のイメージも何も持っていませんね。さっき、シンボル・ツリーの定義につ
いて何かと考え方がありましたが、市のほうにはそれが何もないものだから右往左往してしま
っている。
加賀谷 そうなんです。明日から新青森駅というのは東京〜札幌間の一通過駅でしかないとい
う現実を見据えていない。JR東北、北海道、相互乗り入れですから、東北新幹線という言葉も
あまり意味を持たないかもしれません。
北国とは、東京以南を意識しての言い方ですが、そうだとすれば盛岡以北が全て北国で、青森
はその中心だという考え方でもいい。でもそれでトドマツだというのも少し強引です。北海道
と北東北ではまた気候風土が違うわけで、スタンスが伝わる形で青森の独自性を表現するのが、
駅前周辺整備の大きな目標のはずなんです。トドマツではスタンスも郷土愛も見えてこない、
だから歓迎樹には絶対なり得ない。
岩 淵 北海道のシンボルを植えて、これから北海道に伸ばしますよ、というシンボルなんで
しょうか。(笑い)
五十嵐(豊) それじゃ、北海道の玄関口だということになるね。
加賀谷 それなら広場の北側に北海道のトドマツを植えて、南側に東京都のイチョウを植え
ればいい。
笹 森 イチョウは、東京のシンボルですね。
棟 方 国会のまわり全部がイチョウの木。雌の木、あれから落ちる実は臭くてたまらない。
司 会 確かに臭いが、イチョウはイチョウで東京は一貫してそれでアピールしている。
何にでもイチョウのマーク、ゴミを集める車にも、地下鉄にも全部、それ。シンボルにした以
上は、そこまで徹底しないと。青森県の場合、ヒバになってみたりトドマツになってみたり、
そのときになってコロコロと変わっている。
細 井 全国の電話帳をよく見ると、各都道府県のところに県の木とか鳥とかが載っているん
だ。ケヤキとかイチョウとか、青森県のところはちゃんとヒバになっています。
五十嵐(正) 木とか花について各都道府県では全部、決めているんだよ。
笹 森 確かに県の木は何かとか、市の木は何かと、それから出発するのが大事だと思います
ね。
司 会 市とか町にもありますね。青森市の木はアオモリトドマツで、花はハマナスですね。
五十嵐(正) 花はハマナスになっているが、あれは自生しているところは浜辺なんです。
それを方々に植えているものだから大変です。森の広場にも鶴ヶ坂から大釈迦へ行く峠とか、
ヤブがぼうぼうになってしまうと管理が大変で見る影もなくなってしまっている。植えるだけ
でなく、その後のことも考えてやらないと見苦しくなる。邪魔っけ、正直いって。
徳 差 青森公立大学の構内の道路際にも植えています。
司 会 青森空港から青森市街地に下りる沿線にもずっと植えている。年に数回、下刈してい
て管理費も相当かかっているでしょう。
中 村 手入れするのが大変。森の広場のハマナスは、管理にずいぶん苦労しています。
小山内 浜辺でないからそういうことになるんです。この辺は専門家の意見を聞かないと高
くついてしまう。
◆ 青森市の"ウトウ"が、いつの間にか"フクロウ"に
・・・・パブリック・コメントの必要性
岩 淵 木の話の途中で申し訳ないが、鳥の方も問題ですよ。シンボルというか青森市の鳥は、
前はウトウでした。それをつぶして、ついこの前、フクロウになってしまった。政策的にそ
うしたんでしょうけど伝統のあるウトウをつぶすとは。
五十嵐(正) ウトウがもういなくなってしまったからでしょうか。
岩 淵 ウトウというのは青森がもと善知鳥村だったとか伝統のあるもので、先人がよく考え
たものでした。この鳥は確かに少ない鳥で、徳川時代にもうあまりいないということが分か
っていたんです。それが、外ヶ浜のウトウをという所望があって、わざわざ三厩のアイヌに
頼んで小島から取り寄せ、幕府に献上しています。このように歴史的なものから"青森市の鳥
・ウトウ(善知鳥)"になっていたわけだし、それを無視して変えてしまうとは、ね。
小山内 ウトウは今でも海に少ないですが来ますよ。北方の島にはいっぱいいます。惜しい
ことですね。
司 会 たまたま浪岡のリンゴ園にフクロウが巣をつくっていた、それを一生懸命に保護する
ひとがいて浪岡の名物になっていた。青森市が浪岡町と合併することになり、浪岡のひとた
ちの気持ちを思ってそれにしたんでしょうかね。
青森市のホームページを見ると〈フクロウ・市の鳥。世界諸国で幸せを呼ぶ鳥(ラッキー
バード)として親しまれ、浪岡地区のリンゴ園を中心に生息〉とあります。フクロウは何も
浪岡を特徴づけるものではないし、こじつけというか違和感を感じさせる説明ですね。
笹 森 確かにこれはおかしい。一生懸命保護をしている人がいます。また青森市在住の彫刻
家の人も一緒に色々とやっていますが・・・・。
司 会 ウトウからフクロウになったとき、なにか市民の声とか議論とかがあったんですか。
岩 淵 突如として広報に告示されただけで、そのままになったんじゃないですか。
棟 方 パブリック・コメントは大切にしたい。今回のシンボル・ツリーでは、このままでは
パブコメが全然なされないままトドマツに決定ということになる。デザイン委員会のトドマ
ツは最終決定ではなく一つの案として更に話し合って決定すべきだと思う。市長は前にこう
いうことがあれば「考える会」と話しますよと言っていたんですが、それが未だ、活かされ
ていないです。話し合う必要があるのかもしれません。
◆ 市のトドマツ選定・・・・雪国イメージ、メンテがやりやすい
専門家・・・・ヒバは準備すればじゅうぶん可能
徳 差 私は市の広報紙は注意深く見ています。それには重要施策のときは市民からよく意見
を聞くようになっている。広報にちゃんと書かれている。だから、今回のシンボル・ツリー
の場合は、そのシンボルが、たとえばクリスマスのときに色々なモノを飾るとか、あるいは
ライトアップするとか、そういうふうな感じで、市民のかたがたいかがですかというような
・・・・。それとはちょっと違うのでしょうか。
加賀谷 ライトアップならまだわかりますが、イルミネーションはなしにしてもらいたい。
棟 方 たかがシンボルだけど、されどシンボルで、シンボルの問題だからそのままにしてお
くわけにはいかない。しっかりした考えでもっていかないと。
加賀谷 ちょっと補足したいんですが、さっきシンボル・ツリーで考えられることを4っつ
あげました。何を象徴するかということ、それは植物学的なこともありますが、それ以前に
情報ということだと思います。北海道の木はトドマツで、青森県の木はヒバである。樹種と
いうのは、そのことを外に発する情報だと思います。どうもそういう視点がない。
棟 方 私、今日の市との話で最後に言ったのは、ヒバは残念ながら全国的にはヒノキに負け
ているんだ。どうしてもそうなってしまう。ヒノキ舞台に代わってヒバ舞台というのも出て
きているが、一般的にはまだヒノキ舞台だ。だからこれを好機としてシンボル・ツリーをヒ
バにして全国にヒバを発信したらどうか、というのが私の考えなんです。
ヒバをよく理解していない造園業者の意見を鵜呑みにするとどうしてもメンテの簡単なト
ドマツになってしまう。ここで、メンテが難しいと考えるんであれば、細井さんに随契でヒ
バをやらせればできる、入札でなく。どうですか。
加賀谷 ヒバを発信するとは大賛成です。ヒバ舞台、これは木材。葉っぱが付いた樹木のヒバ
とセットで考えなければ面白くない、だから駅前は見本だということでしょうか。
岩 淵 ヒバがダメだということを十分、検討したんですか、ちょっとおかしいですよ。
細 井 私はもう造園業をやめてしまいました、その話しは嬉しいけど。(笑い)
ただ、ヒバは私がずっと見てきましたが、まず第一にシンボル・ツリーというのは小さい
のではダメ、でっかくないと。2mや3mではシンボルにはならない。これでは通用しない、
大きい木です。こういうものをやるには5、6年前から決めてかからないとダメだ。それで
もヒバは容易でない。
青森県全体の造園業者が伊勢神宮にヒバを寄贈したことがあった。五十鈴川のあたりに植
えています。そのときのことですが、記念樹もそうだが業者としては非常に名誉なことです。
青森から絶対、ヒバを持っていくということになった。ヒバの木があって、枝がこうあると、
根はもっと何倍も広く張っています。その辺を考えて準備しないとみな死んでしまうんです。
伊勢神宮にもっていったのは相当の大きい木で、5〜6年前から作業をしたはずです。そう
すれば出来ます。
1年目は2割ぐらい根を切る。そして2年目は、とやっていく。このくらいの根であれば
切られたあと、その周りにボール状に新しい根が出来ます。ルート・ボールですね、それを
繰り返していくんです。ここまでやれば何処に持って行っても大丈夫です。ただ、そこまで
やるには時間が必要なんです。
笹 森 小山内さんのビオトープの近くに持って行ったヒバは大きかったですね、2.5m
ぐらい。前の年に根を切って翌年、トラックで運んだ。立派に付きましたよね。そんなに大
きくなければ出来ると思うんですが。シロウトがやって、たまたま付いたんでしょうか。
棟 方 細井さんの例は、伊勢神宮に行くんだから絶対植えた木は枯らせないという絶対条
件がある特殊な場合だと思うな。私も緑化事業でヒバの移植を体験したがそんなに難しいと
は思わなかった。現に市内のあちこちにヒバは庭園樹としてすくすく育っていますね。

編集者注...01伊勢神宮のヒバは青森県全体の造園業者が寄進したもので、座談会で
細井幸兵衛氏が言及しているので参照されたい。樹高約10m。
02故淡谷悠蔵邸のヒバはあすなろ国体でヒバの苗木が希望者に配布され淡谷悠蔵氏が
孫の誕生を祝って植栽した記念樹で、シンボル・ツリーの移植候補として期待される。
尚 あすなろ国体(第32回国民体育大会)で作成された記念章は、制作者三国慶一で
その背景には ヒバが5本配置されている。
04マエダ店のヒバは、「県の木・ヒバ」の表札が付けられている。

05浄満寺庭園のヒバは、樹高13m以上。

09新城cのヒバはずば抜けて樹形の整った樹である。
編集者注...営林局OBを中心として、ヒバは群状植栽が適していると言われているが、
これは、当時の松川恭佐による「森林構成群ヲ基礎とするひば天然林ノ施業法」の影響で
あり実際は、単木でも良く育つていることが市内の現状から理解できる。
上の写真にある柳川庁舎前庭のヒバは、青森営林局管内である青森県・岩手県・宮城県三
県のシンボルとしてそれぞれヒバ・アカマツ・ケヤキを選定・植栽したものであり、奇し
くもヒバは、柳川庁舎のシンボルツリーとなっている。植栽は松川恭佐理論の群状である。
小山内 それは分かります。ただ伊勢神宮まで持っていくんではなくて、青森に青森の
木を植えるんです。いくらかは短くできるんではないですか。
細 井 ヒバは園芸樹としても非常に良いんですよ、ただ難しいということは考えておかな
いと。ヒバは種からやると1.5mぐらいになるまで10年はかかります。ヒョロヒョロ
だとサマにならない。シンボル・ツリーとなれば初めからその辺を考えてやらないとダメ
です。
加賀谷 皇居東御苑の各県の木と比べてヒバは格好良いほうだと思いますね。4M弱ですが、
何より色艶がよい葉は独特で、品格が感じられる。ヒバは枝葉が大きいので、一般家庭の
庭では如何なのか・・・。でも公園樹、景観樹としてはそれがかえっていいんじゃないで
しょうか。此方ではヒノキをよく見かけますが、枝葉が細かいのでヒバに比べると何かチマ
チマして頼りない。駅前にヒバがあったら絶対に新鮮だと思いますね。
徳 差 新幹線が来るのはあと3年でしたか。すると少なくとももう作業を始めないと。
岩 淵 ヒバで大きいのを何本もとなるともう難しいので、寄せ植えという方法もあります
ね。これは考え方だと思う。
細 井 ヒバは「夢の森」にちゃんとあります。1本だけでなく何本もあります。ずっと森
みたいにあります。それがシンボル・ツリーに適当かどうかはわかりませんが。
加賀谷 確かに計画では一本だけのようで、その木が容姿端麗ならば申し分ないと思います。
容姿端麗の木を植えるということは、技術を示すことにもなり、立派な記念樹、景観樹とし
ての要求は満たすことになります。しかし、今回の場合、技術以前の樹種選択という計画段
階が問題なのですから、今理想とされるヒバの可能性を探るのならば、どのように配稙した
ら見栄えがするかを考えるのが現実的ではないでしょうか。何となく円錐形の整っ
た大きな木が一本植えられているというイメージに縛られることはありません。これはデザ
イン委員会にも提言したい。記念樹的要素はあるけど100パーセントではないんです。
むしろ他の歓迎、景観、象徴という殆どを占める要素からは一本だけ立派なものを植えなく
てはならないという必然性が見えてこないのではないでしょうか。三本でも五本でも、その
数に持たせる意味を考えとかすればいいです。それもデザインでしょう。
徳 差 多少、小さくてもよい。私たちが遠くからきた人たちに、これがヒバなんだよ、それ
で山へ連れていって本物を見て貰うんだ。
五十嵐(豊) あと20年たったら、またお出でくださいという言い方もありますね。(笑い)
細 井 そこにヒバで作ったあずまやなどを置いたりして。そうすると宣伝になりますね。
五十嵐(正) 駅に降り立って改札を通過するとそこにヒバの香りがプァーとしてくれば。
それぐらいの演出をしないと。
岩 淵 昔、古間木の駅舎はシラカバで、あれは非常に印象的でした。そこの宣伝にもなって
いたと思います。ヒバ材で施設を作るのも、青森のシンボルでしょう。
笹 森 これからは、観光でも何でも史跡とか色んなものがないと成り立たない。どこにでも
あるようなものではダメです。大型のレクリエーション施設を作っても、これからははやら
ないんですね。
加賀谷 そうです。新幹線というのは大きなシステムですから、つながっているところはみー
んな同じ。均質なんです。だから駅前空間というのは単なる地域との接点というだけでなく、
関所のような意味もあるかもしれません。シンボルツリーはその関所の地域の側に立ってい
るのでしょう。だから、やはり在来種がほしいのかな。
◆ 選定はデザイン委員会
・・・・たたき台は造園屋?事務当局?
司 会 先ほどから回覧している検討会の資料が、私のところに回ってきました。オールカラ
ーのデラックス版ですね、行政はお金持ち。そのページをめくって見て、もう一度前に戻る
ような感じですが、左側に検討会に出したシンボル・ツリーの候補樹種があって、右側にさ
まざまな項目が・・・・。
樹種の名前は、アオモリトドマツ、トドマツ、オオヤマザクラ、クリ、ユリノキ、メタセ
コイヤ、ヒマラヤシーダ、ほかがあります。右方向の項目には耐候性とかつまり温度でしょ
うか、それに病気などとさまざまな耐性があって、各項目に○、△、×をつけて採点して、
最終的にトドマツに◎を付けています。この候補樹種は誰が検討材料として決めたんですか。
棟 方 それは事務当局でしょう。そして明らかな間違いが実に多いです。
シンボル・ツリーの候補樹種と検討結果一覧表。(新青森駅舎デザイン委員会の報道発表資料から)
司 会 まず候補樹種に問題があります。表では"在来種"に随分こだわっていますね。そして
トドマツはこの表からすると在来種だと・・・・。まずこれがおかしい。2006年3月に青森
県が「青森県外来種リスト」をまとめ、維管束植物として318種を指定しました。話がち
ょっと難しくなりますが、この外来種の定義は「明治時代(1868)以降、生物本来の移
動能力を超えて国外または国内の他の地域から青森県内へ、人為により意図的あるいは非意
図的に導入された生物」としています。
トドマツの場合、確かに外来種でカテゴリー"Bd"(国内他地域からの定着外来種Bラン
ク)に相当するのではないかと議論されたようですが、"人工植栽"だからはずそう、青森県
内本来の生物多様性にも影響がないだろうと、この318種には加えられなかったようです。
お馴染みのイタチハギとかニセアカシアなど72種は"Af"(侵略的定着外来種)として最
高位にランクされ駆除をどうするか、などと頭を痛めているんですよ。
棟 方 そこなんです。私も念のために東北大学の大学院教授をやっている方にメールで確
かめました。白神世界遺産のブナ林動態調査をされ森林生態に詳しい研究者ですが、返事は
つぎの通りで、検討会のたたき台になったこの表からして問題が多いです。
「資料にある選定結果の表を見ましたが、これはひどいですね。在来種かどうか、とい
う点で、トドマツが○で、オオヤマザクラとクリが△というのは、まったくおかしいと
思います。現在の定義では、日本の国内でも自然分布にないものは、「移入種」と定義
されています。
トドマツはその意味では、明らかに「移入種」で、オオヤマザクラ、クリが△評価なら、
まちがいなく×と評価されるものです。
青森には自然分布しない樹木をシンボル・ツリーにするというのは、大阪のだんじり祭
りが日本の祭りだからといって、シンボルにするくらい変なものだと思います。やはり
青森は、ねぶたでなくてはならないし、ヒバや青森トドマツでなければならないと思い
ます。
私の意見としては、アオモリトドマツは栽培上の問題もあるようですし、ヒバが良いと
思います。ヒバは、これまでの青森の人たちに長い間使われ、いろいろな歴史的建築に
もに使われてきた樹木ですし、寿命も長く、木材も強固で腐らない、もっとも青森の気
候や風土を象徴するような樹木に思えます。ぜひとも再考してほしいですね。」
五十嵐(正) シロウトばかりが寄り集まってやっているんじゃない。
笹 森 それにはヒバが入っていなかったんですか? もしヒバが入っていたとすれば、各
項目の評価はどうなりますか。
細 井 全部に○がつきます。
棟 方 だから、初めにヒバが入っていれば問題がなかったんです。全部に○が付いて結果は
◎になるんです、ごくごく自然に。
加賀谷 この在来種という定義がなんで重要なのかというところが難しんだと思います。
この表は植物学上の定義を捻じ曲げていると断言できます。しかし今日の説明会で当局は
「在来種とは植物学的な意味合いと、イメージとしての在来性を併せた考え方」との発言
をしていました。謎が解けたと思ったと同時に、そこまでして在来種という表現を使う発
想に呆れもしました。トドマツが良いんだったら、在来種ではないが如何かと委員会に諮
ればいいだけ。
司 会 市当局なのか委員会なのか、いや市当局の方でしょうね、本来の意味でないもうひ
とつの「在来種」という用語をつくった可能性がありますね。この議論はややこしくなりま
すので、この辺にしておきましょう。
編集者注・・・・外来種とか移入種などの用語が使われているが、国(環境省)としては両者を
同義語として扱い、外来種問題に対処している。また、帰化植物とか帰化動物と言った用語
もあるが、これは人間の媒介で渡来した植物あるいは動物がその土地の気候・風土になじみ、
自生・繁殖するようになったもので、外来種(移入種)のうち国外起源のものと同義語とい
うことになる。
編集者注・・デザイン委員会が選定したトドマツは、青森県には全く天然分布していない。
ヒバは、全国の現存量のおよそ7割が青森県の津軽・下北両半島に存在しており、まさに
青森県の郷土樹種と言えます。太宰治も小説「津軽」で青森県の特産にふれ、それはリンゴ
ではなく「ヒバ」であると言い切っている。
司 会 青森市のホームページを見ましたら、「青森市新青森駅周辺地区整備等検討委員会」
というのがあって、これは平成15年6月30日現在の委員名簿なんですが13人います。
委員長が弘前大学の教育学部教授、委員には県の都市計画課長、市の新幹線・交通政策課
長、JR東日本秋田支社総務部長、日本鉄道建設公団盛岡支社計画部長、さらに県りんご協
会専務理事、県建築士会女性部会副部長、あおもりデザイン協会副会長、国際芸術センター
青森館長、民間放送局放送部長、ホテル社長、フリーアナウンサー、大学の商学部教授など
が名前を連ねているんですね。
これには環境とか植物などといったものについて、キチンとした判断ができる人が見あた
りませんね。この下部組織にデザイン委員会があるのでしょうか。
棟 方 そう、上下関係は分かりませんが正式名称が「新青森駅舎デザイン委員会」で、平
成18年11月16日現在の名簿では13人になってますね。
委員長は弘前大学の同じ人、委員も半分以上はダブっています。県とか市、JR、鉄建公
団、国際芸術センターなどは検討委員会メンバーになっている人の下位の役職がなっていま
す。これに新たに三内丸山縄文発信の会事務局長とか市景観デザイン委員会会長、地元石江
のまちづくり会会長が名前を連ねています。
こっちの方も、委員の主な役職から見て植物の生理・生態に詳しいというか専門家は見あ
たりませんね。だから、事務局が案をつくって、それをデザイン委員会で検討を加えたこと
にして結論を出すという仕組みでしょう。ただし、決まったことの全責任はデザイン委員会
にある、ということになります。
岩 淵 ほとんど樹木・造園に関してはシロウトでしょう。それで事務当局にこの木は面倒で
すよ、と言われれば、委員はそうですかと都合の良い方に決まるんですね。
司 会 棟方さんが、全責任は委員会と言いましたが、それでは酷な話ではないですか。
委員会のメンバーは大変ではないですか。最近よく思うんですが、行政は何かをやろうとす
るとき事務方が案をつくって、それを審議会というか検討委員会をつくってそれに諮る。
何とか会では2、3の質問が出て、あるいは大きな変更をもたらさないような提言があって
それを取り込んで成案にしてしまう。
徳 差 現在の行政では各種委員会委員を選考するための委員会が必要だと切に感じますね。
五十嵐(豊) やはり委員会の責任は重大だと思うな。今度のシンボルツリー選定然りだが、
案外デザイン委員は、自分たちの選定は最終案とは考えて居なかったのでは?
加賀谷 その可能性はありますね。市のトドマツの提案に対し、それが本来言う在来種でない
ことはわかっているし、現に以前反対意見を言っている。一般からの疑問視も予想できること
です。たしかデザイン委員会の北原委員長は、市の「在来種定義」に対し、説明があれば検討
する、と述べたとか。これは説明が無ければ検討しない、ということでしょうか。この歯切れ
の悪さが全てを物語っているように思います。
司 会 今日のテーマにしても、また都市計画にからむもの、景観づくりのガイドラインな
どと、これからは環境に配慮しないと将来に大きな禍根を残すことになります。棟方さんは、
市の行政評価委員になっていますね。この辺を強く要望してくれませんか。それで、肝心の
シンボル・ツリーですが、トドマツということでもう決まってしまったんですね。
◆ 最終決定は特別委員会?
・・・・でもないようだ。ではどこで?
棟 方 いや、これまで担当課長と数回、会って説明を聞いてきましたが、そのときは特別委
員会の承認を得たと言っていました。ところが今日の話では彼らはちょっと迷っている。特
別委員会が、最終的には必ずしも結論を出すのではないといったニュアンスなんです。これ
は、私たちの熱意というか説明が効いてきたようです。担当者はこれから佐々木市長に話す
のかも知れない、あるいは私たちから市長に直接、話すということも視野に入れながらやっ
ていかなければ、と考えているんです。特別委員会というのは、市議会議員が構成メンバー
です。
それから、決定の過程でデザイン委員会とか特別委員会とかありますが、ここはやっぱり
市民のなかから専門の知識をもった人を何人か入れなければダメです。それと、問題の性質
からもパブリック・コメントの洗礼は絶対ひつようでしょう。そうすればこのような問題が
出てこないんです。市の事務当局は造園屋あたりに聞いてやっているだけではないですか。
細 井 それ、造園屋というのはほとんど知識を持っていません。ただやり易くて金になれば
良いんだ。トドマツなどの木は買ってくれば間に合う、苦労をするなんてとんでもない。
棟 方 そうそう造園屋という言葉でヒバに関連して政治屋と言った郷土史家の肴倉弥八さん
を思い出しました。昭和60年でしたかお会いして青森の林業についての色々お聞きしたこ
とがありました。「青森の政治屋は目先の利権に走るから国の林業試験場を岩手県にと
られた」「石川県には立派なヒバの研究機関があるのに、肝心の青森県には何もない」
と嘆いておられたのが印象的でした。当時で80歳、文化財保護行政功労者として、春の叙
勲を受けたばかりの時でしたが、生きておられたら何と言われるか目に見えるようです。
司 会 シンボル・ツリーについては基本的な話は出たようです。青森県の木になっている
ヒバはどう見ても二重丸だし、期限に間に合わないことはない。やる気があるかどうかとい
うことですね。まだ色々とあると思いますが、もう時間がなくなりました。
本日は、お忙しい中、どうもありがとうございました。
編集者注・・東奥日報・明鏡欄へのシンボルツリー関連投稿は、3月26日現在で東京都等
六通になるが、そのすべてがトドマツには反対しており、賛成は一通も無い。
投稿内容は、「2007年10月17日」/「2008年1月8日」/「2008年1月30日」/「2008年2月4日」
/「2008年2月13日」/「2008年2月22日」の東奥日報夕刊「明鏡欄」を参照ください。