提言:水源地全体を、自然観察教育林 として位置付けること。 小関孝一 (2004/07/8) 理由 横内川上流部の水系は国立公園北八甲田連峰の前岳に源を発しています。 山麗の萱野高原は多くの市民が自然と親しむ憩いの場として広く利用され ている事は言うまでもない事実です。 同じ条件下でありながら、隣接するブナ植栽地だけを門を閉ざして隔離す る施策には不自然さを感じ得ません。 ダムに頼らない自然からの恵みである自然水を受諾するためには良好な 自然を残す事は誰も否定しません。 しかし、豊かな水を生む自然環境や森林のしくみを正しく市民が理解して いなければ将来にわたり、おいしい水を守られる保証は無いのです。 市民に守られ育てられてゆく水源の森は、隔離するのではなく東京都水道 局「水源地ふれあいのみち」や全国の「水源の森百選」などを見てもわか る通り、市民に親しまれ守られる森作りをめざしています。 ブナ植栽地は採草地からアカマツ、自然発生したミズナラを主体にした 樹木で構成されています。集水域全体の自然を良好なかたちで残すために は全体を水源涵養保安林に指定すること。市民に親しまれ、水の大切さを 理解してもらう森林作りのために、既存の車道や歩道を縮小最小限にして 管理、歩行を主体とする観察路として再利用する自然観察教育林に指定す る事が最良の判断だと思います。 枯渇した沢に水を呼び戻し、ゲンジボタルが乱舞し岩魚が群泳する自然 河川を行政区内で実現すること。おいしい水以上に日本一の水源地を目指 し、ブナ植栽以上に全国に自慢できる発信源にするためにも水源涵養保安 林、自然観察教育林指定を提言します。 |